まずは手軽にできる方法からペン字学習を始めてみたい・・・
そんなあなたにおすすめなのが、100均のペン字練習帳
なんといっても108円という安さが魅力ですよね。その上、思ったより内容も悪くないのでペン字学習の最初のとっかかりとして100均のペン字教材を使うのものありだと筆者は考えます。
- 両社のペン字帳の特徴や比較
- セリアとダイソーどちらがおすすめ?
- ペン字帳の選び方
- おすすめのボールペン
について、じっくり紹介していきますね。
100均 セリアのボールペン字練習帳を徹底解説!
教材名 | 美文字が書けるボールペン練習帳 |
著者 | 太田 真采世
書家で、書の教室「真鈴社」の代表 |
ページ数 | 全33ページ |
セリアのペン字練習帳はひらがな、カタカナから始まり漢字の基本の点画、そして実用的に使える文字を学べる内容になっています。
全33ページと薄いので、必要最低限の内容をシンプルに取り入れた構成です。
筆者がセリアの練習帳でポイントが高いと感じたところは"書風"ですね。癖もなく、万人に受け入れられる大人びた雰囲気だと感じました。
著者の太田真采世さんは芸大で書道を学ばれた書家の方。教室での指導の他、書道笹波会で展覧会活動を行なっているそうです。実力のある方の文字なので安心して練習ができそうですね。
最後は履歴書の書き方がありました。
セリアのペン字帳はシンプルなだけに続けやすい反面、これだけの練習量ではなかなか上達を実感できないかもしれません。
しかし、やり終えた後は書風が似ているユーキャンや日ペンの通信教育にステップアップする子よもできます。
ペン字教材の手始めとして、セリアのペン字練習帳はちょうどよいと感じました。
セリア ペン字練習帳の内容まとめ
- 美文字を書く ポイントなど
- ひらがな
- カタカナ
- 漢字 基本点画
- 漢数字
- 手紙の用語
- ハガキ・年賀状・転居通知
- 手紙の住所・お礼状・お悔やみ
- 履歴書
メリット
- テキストが薄いので段差がなく書きやすい
- 書風が大人向けで良い
- 実用的な内容を最低限だか網羅しているので手始めにいい
- 紙がしっかりしていてにじみにくい
デメリット
- 練習できる量が圧倒的に少ない
- 美文字のコツなどの解説が少ない
100均 ダイソーのペン字練習帳を徹底解説!
教材名 | 美文字が書けるペン字練習帳(基礎編) 美文字が書けるペン字練習帳(応用編) |
著者 | 小笠原 絵三子
他に「えんぴつで書く 竹取物語」 「えんびつで書くいにしえの恋文」『書いて覚える百人一首」などの著書がある |
ページ数 | それぞれ80ページ |
ダイソーには大人向けのペン字練習帳が基礎編、実用編と2種類あります。
基礎編は美文字のコツや筆記用具に始まり、ひらがな、カタカナ、漢字、ハガキや手紙、年賀状と基本に重点を置いた内容。
一方、実用編は実際に使うことが前提になった内容がメイン。文字を美しく書くコツに始まり、ハガキや手紙、年賀状、履歴書、配達伝票などの手本をなぞり、書写ができる内容です。
また、実用編の最後には筆ペンの学習内容も含まれているので、筆ペンでのし袋や芳名帳の練習ができますよ。
宅配便の伝票書きも練習できます。普段、乱雑に書いてしまいがちですが、こんなに丁寧に書いてみたいものです笑 実際と同じ大きさなので、よい練習になりますね。
書風は、骨太でしっかりとした雰囲気があります。学校の硬筆で習う書風に似ているため、初心者の方には馴染みやすい雰囲気があるかもしれませんね。
それぞれ80ページとまあまあのボリュームがあるので、初めての方は途中で飽きてしまう可能性もあります。特に基礎編は実用性がない言葉が多く登場するので写して、真似て書く繰り返しに楽しみを見出せないかもしれません。
しかし、しっかり取り組めて上達を感じられれば、コスパのいい教材といえますね!
ダイソー ペン字練習帳の内容まとめ
《基礎編》
- 筆記具や書く前の準備やよび知識
- ひらがなを書くコツと練習
- カタカナを書くコツと練習
- 漢字を美しく書くコツと
- 漢字練習 2文字3文字 横書き、縦書き、5文字以上
- 数字の練習
- 手紙・ハガキの練習
- 年賀状の練習
《実用編》
- 文字を美しく書くコツ
- ハガキ・手紙
- 地名・名字
- ハガキ・封筒の表裏を書く
- 年賀状・暑中見舞い
- 結婚式招待状の返信・芳名帳・宅配便の伝票 ・履歴書
- 筆ペン
メリット
- テキストが薄いので段差がなく書きやすい
- ペン字の基本や実用に重点を置いている
- 練習できる欄がセリアより多い
デメリット
- 書風が子供の硬筆向けである
- 紙が薄いため、ペンによっては裏にうつる
- 内容が多い分、人によっては挫折しやすい
100均セリアとダイソーのペン字練習帳を比較してみた!
セリアとダイソーのペン字練習帳を比較してみました。
(右:セリア 左:ダイソー)
どちらも解説付きですが、ダイソーの方が美文字のポイントなどの情報が多い印象です。文字の大きさもダイソーの方が大きいですね。セリアは最小限の解説とシンプルに模写できる内容といったところでしょうか。
|
セリア |
ダイソー |
ページ数 |
全33ページ | それぞれ80ページ |
紙の質 |
つるつるでしっかり |
ざらざらで薄い |
書風 |
万人に受けする 大人びた雰囲気 |
学校の書写と似た書体 骨太で馴染みがある |
内容 |
一通りを網羅しているがシンプル |
基礎編・応用編と内容が充実。 |
続けやすいさ |
◎ |
基礎編△ ・応用編⚪︎ |
上のように表にまとめてみましたが、どちらもいい面、悪い面がありますよね。
で、結局どちらを選んだらいいか迷いませんか?
おすすめは人によって違うので一概にこっちだと断言できないんです。
ですので、迷う方は下のポイントを参考にして選んでみてください。
- 書風(文字の雰囲気)が好きかどうか
- 文字を写して、真似るという繰り返しを続けられそうかどうか
一番に大切にしてほしいのは好きな書風であるかどうかということです。
なんとなくでも書風が素敵!よいと思えるならば、その練習帳で始めましょう!
なぜなら、好きな書風でないと続けることが苦痛になってしまう可能性があるから。自分の持ち物も好みのデザインのものを選びませんか?それと同じなんです!
書風にこだわりがなくどちらでもいい場合は、書写を続けれらる自信があるかどうかを考えて決めるとよいです。
写して、真似して書くというのは地味な作業。苦痛でないならいいのですが、自信がないという方はセリアをおすすめします。30ページとボリュームが少なく、さらっとすすめることができるから。続けやすさはセリアの方が上ですね。
ただし・・・、圧倒的に練習量が足りないのでこれだけで上達を期待するのは難しいでしょう。
筆者がどちらか選ぶとしたらセリアのペン字練習帳!
筆者ならば、セリアの練習帳を選びます。
理由はなんといっても書風が好みだから!
現在、受講中の日ペンの書風と雰囲気が似ているので、筆者にとって違和感がないのが決め手です。憧れの文字であれば、なぞって真似して書くことが楽しめると思いますよ。
また内容がシンプルで続けやすそうなところが初心者にはメリットですよね。ちょっと足りないぐらいの方が次へのやる気につながるもの。とくにペン字は最初がスムーズであることが続ける上で大切だと筆者は思います!
100均の練習帳にはどんなペンがおすすめ?
筆者が普段、日ペンの通信講座の練習に使用している、下記2種類のペンをおすすめします!
- ゼブラ サラサクリップ 0.4mm 0.5mm
- ぺんてる エナージェル 0.4mm 0.5mm
さらさらと滑らかに書けることが魅力のジェルペン。
この2種類のペンでセリアとダイソーの練習帳に書いてみたら、多少の裏うつりはありましたが、にじみにくく快適に使うことができました。
【セリアの練習帳の裏うつり】
【ダイソーの練習帳の裏写り】
ペン先の太さは何ミリがいい?
日ペンの場合、お手本が細い線質なので、通常ペン先0.4mmのペンを使用します。
しかしセリアとダイソーの練習帳のお手本の場合、しっかり太めの線なので0.5mmのペンの方がよいでしょう。
ペン先が太い方が柔らかく、ペン先がカリカリせずに書きやすいんです。なので初心者の方にはオススメの太さでもあるんですよ。
参考にしてみてくださいね!
まとめ
今回はセリアとダイソーの100均ペン字練習帳について詳しく解説し、比較してみました。
100均ペン字練習帳は108円と安価な割に、内容の良い教材だと思います。
108円なら挫折しても痛みが少なくてすむのがメリットですよね。言い換えれば、安いので諦めやすい・・・とも考えられますが・・
しかし内容も量も十分ではないので、あくまで最初の足がかりとして試しにやってみるといったスタンスがよいでしょう。
- 好きな書体であるか
- 続ける自信があるか
この2つの選ぶポイントを参考にして、あなたに合う100均練習帳を選んでみてくださいね。
最後までやりきったときの達成感を想像して、一緒にペン字学習を楽しんでいきましょう!