ボールペンできれいな字を書くには道具を選ぶ必要があると、以前の記事で紹介しましたが、
今回はペン字学習で使ってほしいソフト下敷きについて紹介していきますね。
筆者は日ペン通信を始めてからソフト下敷きを使い始めたのですが、この下敷きの素晴らしさを感じる日々です。
これなしではペン字は楽しくない!って言いきれるほど重宝している道具なんですよ。
それでは、
- なぜペン字学習にソフト下敷きが必要なのか?
- おすすめのソフト下敷き
- ソフト下敷きある・なしの字への影響
- 3つのソフト下敷きの違い
について、じっくりとお伝えしていきますね。
なぜペン字学習にソフト下敷きが必要なのか?
あなたも学生時代に下敷きを使ってきたことと思います。
筆者も昔、文房具大好き少女(笑)だったので、可愛いデザインのものも見つけるのが好きだった記憶があります。
学校で一般的に使うのはハードタイプのものですね。
こんな風にして静電気を使った遊びをしたものです(笑)
ハードタイプはあまり柔軟性はないので2つに折るには難しいですが、割れる可能性もあるので注意が必要ですよね。
このハードタイプの下敷きはおもに鉛筆やシャープペンで書いた跡がノートの裏側や次のページに残らないようにするメリットがあります。
しかし今回、筆者がおすすめするのはソフトタイプの下敷き。
プラスチック(塩ビ)でできているものや樹脂素材のものがあり、ふにゃふにゃな感触です。
このように2つに折ろうとしても柔軟性があるので折り後がついたり、割れる心配はありません。
この下敷きを使ってボールペンで字が書くと
ペン先の圧力をほどよく吸収してくれるため、字がゆがんだり、かすれたりしにくく、安定した文字を書くことができるのです。
筆圧を吸収してくれるおかげで手への負担も少なくなり、疲れにくくなるものメリット。
また文字の細い、太いなどの線の抑揚をつけやすくなるので、繊細な表現ができるようになります。
こんなメリットだらけの下敷きなので、使うしかない!と筆者は思います。
硬筆用なので、ボールペン以外にも万年筆、鉛筆やシャープペンでも使うことができますよ。
ソフト下敷きの嬉しいメリット
- 滑りにくく、安定した字が書ける
- 手への負担が少なく、疲れにくい
- 線の強弱がつけやすい、繊細な表現ができる
ペン字学習にソフト下敷きは必須の道具だと筆者は胸を張って断言できますよ(笑)
筆者おすすめ!書きやすいソフト下敷き
共栄プラスチック 下敷き オリオンズ 硬筆用 ソフト A4 透明 NO.1204
共栄はプラスチックに特化した事務用品を作るメーカー。かゆいところに手がとどくをモットーに物作りをしている会社です。
厚さ2mmとしっかりとした厚みがあるため、適度に筆圧を吸収し、安定した線を書くことができます。
透明で表面がツルツルしているのが特徴。ホコリなどのゴミがつきやすいのがデメリットです。
低粘度の油性ボールペンやジェルペんなど、滑りやすいペンを使う際におすすめ!
共栄プラスチック 下敷き オリオンズ 硬筆用 ソフト A4 薄グリーン NO.1304
同じく共栄のソフト下敷き。上で紹介したNO.1204との大きい違いは色、厚み、触わり心地です。
色は薄い緑色で、すりガラスのような、つや消し素材。1.2mmの厚みでNO.1204よりやや柔らかいです。
ザラザラが強い面とツルツルの面があり、裏表で質感が違うのが面白いですね。
手に張り付かずさらっとしているので、細かいゴミがつきにくいところがメリット。
使いやすさを求める人におすすめです!
ソフト下敷きのある、なしで字は変わる?筆者が実際に検証
先ほど紹介したようにソフト下敷きは本当にメリットだらけなのかどうかを筆者が検証してみました。
実際に筆者が下敷きを使用しなかった場合と3種類のソフト下敷きを使用した場合を比較してみたので、報告しますね。
下敷きを使用しなかった場合とソフト下敷きを使用した場合
ポイント
①ソフト下敷きなし
②日ペン通信教材付録のソフト下敷き
③共栄プラスチック 透明ソフト下敷きNO.1204
④共栄プラスチック 薄グリーン ソフト下敷きNO.1304
どうでしょう?違いはわかりますか?
筆者の技術が低いため、見た目は大きな違いを感じられないかもしれません。
しかし筆者自身はソフト下敷きなしとありの場合の違いをはっきり実感できました。
今回、サラサクリップ0.4mmのジェル系ボールペンを使用したのですが、ペン先が細く、硬いため、横線、縦線ともにブレやすいんです。
上の写真を見ると①の”月”の折れのあとの縦線がぶれてますね・・
ソフト下敷きなしで書くとペン先が滑りやすく、ぶれやすいことを実感しました。
一方、ソフト下敷きを使用するとペン先が紙に吸いついてくれる感覚があり、ブレにくく、苦手な「日、田、月」の折れの部分もスムーズでした。
また、ソフト下敷きを使用した方がわずかながら太く、立体感がある字に仕上がりました。
結論
ソフト下敷きを使用すると、安定した字が書ける
筆者の技術が上がれば、もっと線の強弱をつけた表現ができるようになるのではと、今後が楽しみです。
3種類のソフト下敷きの性能に違いはあるの?
結論から言うと、筆者の実力では3つのソフト下敷きの性能の違いを感じることができませんでした。
写真を見ても、②−④の文字の線に違いはありませんよね?笑
ということで、筆者のような初心者の方はどのソフト下敷きでも大きな違いはないと考えます。
あえて選ぶ基準を決めるとすると
- 好みの材質
- 費用
でしょうか。
下敷きのベトベト感が嫌な方もいらっしゃるかと思います。細かい埃やゴミがつきやすいですし、手にひっつきやすいので材質がどうも好きになれない場合もあるでしょうね。
その場合は、NO.1304の方をおすすめします!
マットな質感なのでサラサラしていて使いやすさはNO.1304の方が上でしょう。
また、費用で見てもNO.1304の方が安いのでおすすめです。
一方、NO.1204は分厚いのでしっかりとした素材です。このようにたてかけて収納する場合も
フニャッとならない点がメリットですね。
左=NO.1204 右=NO.1304
どちらもきれいな字が書きやすいので、迷われた方はこの基準で選んでみてくださいね↓
選ぶポイント
・分厚くてしっかりした素材を重視 →NO.1204
・汚れがつきにくい・やすさ重視 →NO.1304
日ペンの通信講座の受講者は付録でソフト下敷きがついてきます。このソフト下敷きでも十分書きやすいので、最初は買い換える必要はないと思います。
まとめ
ソフト下敷きはペン先の圧力を程よく吸収してくれるおかげで、安定した字が書けるということをお伝えしてきました。
筆者のようなペン字初心者の場合、ソフト下敷きの性能の違いがわかりづらい。
よって、好みの素材であるかとまたお手軽な値段であるかを基準に、ソフト下敷きを選んでもらえたらと思います。
あなたもソフト下敷きを使ってみませんか?書き心地の良さと字の仕上がりを体験してほしいと筆者は思います。