最近ではパソコン、スマホの普及でビジネスや日常生活で手書きの文字を書く機会が減ってきています。
そんな世の中なので
- 手書き文字にこだわる必要がない。
- 字が下手でも構わない
- 字がきれいで得することもない。
こんな考えが一般的なのでしょうか?
いえいえ!!
筆者は手書き文字を書く機会が減ってきてるからこそ、手書き文字は素晴らしいものだと声を大にして言いたいです!
今回は字がきれいな人、下手な人の世間印象を知り、字がきれいだと得する理由を筆者目線でお伝えしていきます。
字がきれいな人、下手な人ってどんな印象なの?
【公文の調査】美しい文字の男性、女性に対する印象は?
2018年に株式会社公文エルアイエルは30代~50代の男女600人を対象に「美しい文字に関する意識調査」を実施しました。
引用元:株式会社公文エルアイエル 公式サイト
【調査概要】
調査内容:「美しい文字に関する意識調査 2018」
調査方法:webアンケート/対象:30代~50代の男女600人(男性:300人 女性:300人)
実施日:2018年5月31日(木)~2018年6月4日(月)
調査結果は?
男性は「賢い・知的」、女性は「好感が持てる」が一位にランクイン。
女性は約2人に1人が、男性は約3人に一人が美文字の人にいい印象を持つことがわかりました。
全体で考えても半数近くの人がいい印象を持っているということです。
筆者は好印象を持つ人が想像以上に多いと思いました。知的で賢い人でも字があまりきれいでない人を実際に知っていますしね・・・
ビジネスパーソンの手書き文字に関する実態調査
また青山浩之先生の著書「きれいな字の絶対ルール」にも字が上手な人と下手な人に持つイメージについての調査結果(*)が載っていました。
*2012年 インターネットによる「ビジネスパーソンの手書き文字」に関する実態調
上手な人
- 普段の生活から丁寧に過ごしていそう
- 仕事に対して真摯に取り組んでいそう
- 整理整頓が得意で自己管理もできそう
- 品が良くて相手を気遣えそう
- 身なりが正しくて清潔そう
- いつも落ち着いていて優しそう
- 生涯を通じたお付き合いができそう
引用:青山浩之先生の著書「きれいな字の絶対ルール」
下手な人
- がさつで段取りが悪そう
- 努力や練習が好きではなさそう
- 突然とんでもないミスをしそう
- 教養がなく頭も良くなさそう
- 我が強くて気遣いができなさそう
- 物事を妥協したり途中でやめそう
- 自分勝手で付き合いにくそう
引用:青山浩之先生の著書「きれいな字の絶対ルール」
この調査結果の下手な人に対するイメージがひどい・・・と驚いてしまいました。
「字は人を表す」・・・字がその人となり、人柄を表す
といいますよね。
世間には字とその人の人柄がリンクしていると考える人が多かれ、少なかれいる。
という事実を改めて実感しました。
一生懸命丁寧に書いたとしても、字が下手に見られてしまい、自分への印象も悪くなってしまったら悲しいですよね。
やはりそれなりにきれいに見える字の書き方を学んだほうがいいかもしれません。
上記二つの手書き文字の意識調査から
字がきれい=良い印象
字が汚い=悪い印象
という傾向があることがわかりました。
字がきれいだと得をすると筆者が考えるわけ
字がきれいなだけで好印象をもたれる
好印象を持ってもらえることはただただ”得”なことだと思います。
単純に人から良い印象を持ってもらえることって嬉しいことではありませんか?
自信にもなるし、もっと字が上手になりたいという向上心が芽生えるかもしれませんよね。
人生、嬉しいことがたくさんあったほうがいい!いいことは連鎖しますからね。前向きに生きる活力にもなる。
人から信頼され、人と良い関係が築ける
青山先生の著書「きれいな字の絶対ルール」で印象深かった言葉あります。
”きれいな字は書いた相手への配慮、思いやりである”
たしかに書きなぐった字で読みづらい場合、相手への配慮にかけてますよね。
一方、きれいな字は相手を思いやれるってなんて素敵なんだろうと思いました。
筆者は字を書くことに長年無頓着だったためか、恥ずかしながらそういう思考が抜けていたようです。
きれいな手書き文字は人間関係の潤滑油になる
人間関係をよくする役割もあるので得と考えられますね。
就職活動で場合によっては得になる可能性あり
最初に言っておきます!字がきれいであることが必ず就職に有利とは言えません。
最近ではタイピングした履歴書でもOKとする企業が増え、手書き文字の美しさは履歴書では求められていないと考えたほうがいいでしょうね。
しかし状況によっては得になることもあるのではないかと筆者は考えます。
例えば、会社の採用担当者だったとしましょう。
2人(Aさん、Bさんと仮定)のうちどちらかを採用することになった。
・経歴も面接での印象も2人とも同じぐらい
・Aさんの履歴書の手書き文字は丁寧できれい
・Bさんの履歴書は書きなぐったような文字。丁寧さを感じられない
こんな状況であれば、あなたならどちらを採用しますか?
筆者なら間違いなくAさんを採用します。
なぜならBさんがBさんなりにきれいに履歴書を書こうとしている努力が感じられないから。
文字は相手に伝えやすくする配慮、真剣さが自然と伝わってしまうもの。
字が下手でも下手なりにきれいに書こうとする気持ちが大事だと思うんです。
最初に断言したとおり、文字がきれいなことが採用のポイントではない。
履歴書で一番大事なことは字のきれいさではなく内容でしょうね。
でも上のような状況であれば、字がきれいなことが得になる可能性もあるのではと筆者は思います。(*あくまでも筆者の考えです。)
きれいな文字はその人の可能性を広げることもある。そう思うと字はやはりきれいな方が得ですね。
まとめ
字がきれいで損をすることはない!
字がきれいであるに越したことがない
というのは筆者の結論です。
また、筆者が字がきれいだと得だと考える理由についてもお伝えしてきました。
3つの理由
- 好印象が単純に嬉しい
- 人から信頼され、良い関係を築ける
- 就職活動で得することもある
あなたも文字をきれいに書くことについてじっくり考えてみませんか?