筆者、日ペンの通信教育を初めて3ヶ月が経ちました。
ペン字練習は楽しくで苦ではないのですが、先月あたりからちょっと壁にぶち当たっていました。
上達を感じられる字もあるのですが、苦手な字はなかなか思うように書けない。
日々、お手本と自分の字を見比べどこか違うか考えていたら、
お手本と比べると自分の字が硬く、線が重たいということに気づきました。
たとえ形を真似できても字が伸びやかでないと、字が垢抜けて見えないのですね。
ペン字は奥が深いと思いました。
今回は
- 伸びやかな線が書けない理由
- どうしたら伸びやかな線を書くことができるか
について、とことん解説していきます。
伸びやかな線が書けない原因はペンの持ち方だった!
筆者、長らくペンを握りしめるように持つことが癖になっていました。
その上、筆圧が強いので字を書くと手が疲れてしまうのも悩み。
ところが正しいペンの持ち方に変えて、練習を続けた結果・・・
苦手だった”海”という漢字が思うように書けるようになってきたんです。
<Before>
<After>
どうですか?まだまだ筆圧強めなのですが、線の硬さが少し解消したように思います。
ペンの持ち方を変えることが文字を上達させる鍵だったのですね。
ペンの持ち方でこれだけ変わるならこれからも上達することができそうだと希望が見えてきましたよ。
正しいボールペンの持ち方とは
それでは、正しいボールペンの持ち方を紹介しますね。
1、ボールペンは3本でつまむ!
まずは親指、人差し指でペンをつまんで、
中指はそっとそえるのが正しい持ち方です。
下の写真のように三角ができていればOK。
持つ位置はペン先から大体3センチ上あたりが良いでしょう。
この正しい持ち方で字を書くと
3本の指の曲げ伸ばしがスムーズにでき、思うようにペンを動かすことができるようになります。
2、手首を固定すること
手首を固定するためのポイントは手のひらの側面を机にくっつけることです。
手のひらの側面とは写真の赤くまるで囲っているあたりのこと。
手のひらの側面を机の上のピタッとつけて手首を固定して書くと、ペン先が安定するだけでなく
ペン先を柔らかく、かつ細かく動かせるようになる
引用:青山浩之 著:きれいな字の絶対ルール
手のひらの側面を机にくっつけると指3本が動かしやすい上に安定した字が書きやすいんです。
自然にできてる方も多いと思いますが、実践してみてください。
3、正しいボールペンの角度
ボールペンの軸が人差し指の第二関節から第三関節の間にくるように持てばちょうど良い角度です。
だいたい60~70度の角度が書きやすいでしょう。
正しい持ち方に変えるのは大変?正しくボールペンを持つ方法
正しい持ち方だと思うような線を書きやすいということがわかりましたね。
でも長年の悪い持ち方の癖を正しい持ち方に変えるのって大変じゃない?
筆者も最初は正しい持ち方がなかなかしっくりこなくて・・大変さを思い知りました。
しかし少しずつ目標をクリアしていく方法で無理なく進めたら、持ち方を正しく変えることができました。
まだ気をぬくと元の持ち方に戻ってしまいますが、正しい持ち方の良さは実感していますよ。
まずは一文字から始めてみる
ペンの持ち方を変えて、いきなりたくさんの字を書くのはハードルが高すぎて挫折してしまう原因になります。
まずは小さなステップから。最初は力が入らなくて線が震えるかもしれませんが、それでも大丈夫です。
一文字から練習してみましょう。
毎日5分くらい新しい持ち方で書いてみる
一文字書くことが物足りなくなったら、5分間新しい持ち方で書いてみましょう。
5分が長いと感じたら2分でもいい。とにかくあなたが苦痛にならない時間でやってみること。
慣れることが大切です。
間違った持ち方と正しい持ち方、両方で書いてみる
正しい持ち方でも少しずつ書きやすくなってきたら、間違った持ち方と正しい持ち方両方で書いてみる。
そして字の違い、感覚の違いなど違いを見つけてみてください。何か気づきがあるはずです。
正しい持ち方の方がペンを操作しやすい
と気付けるようになったら、持ち方の矯正がうまくいっているということ!
正しい持ち方に慣れたら筆圧に気をつける
正しい持ち方には慣れてきたけど、親指、人差し指に力が入りすぎてしまう場合もあります。
手が疲れてしまうのは力が入りすぎてる証拠。
字を書くのにぎゅっと力を入れて書く必要はないのです。
すっと伸びやかな線やサラサラ字を書くには軽く持つことがポイント!
なかなか軽く持つことができない場合は
小指を軽く曲げ、手のひらにくっつけるように持ってみましょう。
ぎゅっと力を入れる必要はありません。小指を曲げて、手のひらに近づけることで、親指、人差し指、中指に余計な力が入りづらくなります。
親指、人差し指、中指の3本はペンを支えるだけで大丈夫!
この持ち方に慣れると手の疲れもなくなり、字も変化してくるでしょう。
まとめ
ペンの持ち方を変えるのは最初は億劫でしたが、実際に小さなステップをふみながら練習してみました。
そのおかげで少しずつ伸びやかな字が書けるようになってきました。
筆者の場合はまだ親指と人差し指に力が入ってしまうことがあるので、軽く持ち、さらさら字を書けるようになることが今後の目標です。
正しいペンの持ち方は字を伸びやかにする!
今回は
- 伸びやかな線が書けない原因
- 正しいボールペンの持ち方
- 無理のないボールペンの持ち方矯正方法
をお伝えしてきました。
よければ参考にしてみてくださいね。